水虫(白癬)のこと

原因は?
 白癬菌は高温多湿を好む菌で汗など湿った靴などを履いていると足が
 蒸れて、菌を発生させます。また、床やマットなどに落ちている皮膚の
 残骸である垢などで繁殖し、それに触れてしまって感染してしまう場合
 もあります。

症状は?
 足の皮がはがれたり、かゆみで痛みが発生し赤い湿疹が見られる事も。
 また水泡ができて、これが破れると痛みを発生する事もあります。爪に
 白癬菌が進入し爪白癬となり、爪が変形変色する場合もあります。

治療は?
 市販の薬を使用しても治らない場合は、早い段階で皮膚科での治療が
 必要です。薬を使用している時は白癬菌の活動は治まっていますが、
 薬の使用をやめた場合、さらに増殖する危険があります。白癬菌は完
 全に除去させなければ根治できません。皮膚科では塗り薬のほか、内
 服薬での治療を行います。診療時は感染経路を知らせるためにも生活
 習慣の説明も行ってください。

治療をしている期間は家族へ感染させないよう、風呂のマットやタオル
などの共有は避け、また同じ靴を履いていると、そこが白癬菌の温床
となることもあります。靴の中はできるだけ清潔に保ちましょう。

水虫の治療はできるたけ早く行う事が重要です。また、感染してしまった
場合は根気よく治療を行う事が大切です。

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<加藤>

2012年06月19日