過敏性大腸炎とは?
通称「IBS」と言います。大腸の運動や分泌機能の異常で起こる病気のことで、
小腸にも関係することから「過敏性大腸炎」とも呼ばれます。
検査を行っても炎症や潰瘍などのように目に見える異常が認められないにもか
かわらず、下痢や便秘、ガス過多による下腹部の張りなどの症状が起こります。
主な原因は?
主に便通の異常です。排便によって、しばらくは症状がなくなりますが、また
ぶり返してしまいます。
*腹痛、腹部の違和感、下痢と便秘が複数日間隔で交互に現れる不安型。
*少しでもストレスや不安を感じると下痢を引き起こす神経性下痢。
*強い腹痛の後、大量に粘膜が排出される分泌型。
*過剰なストレスによっておなかにガスがたまる症状。症状が重くなるとガス
やにおいが無意識の内にもれるようになってしまいます。
腸の運動に関係する自律神経に異常があったり、精神的不安や過度の緊張など
を原因とするストレスが引き金となる場合があります。元々神経質な性格であ
ったり自律神経が不安定であったりする人が暴飲暴食やアルコールの多量摂取
などを行ったり、不規則な生活や過労などで発生する場合があります。
治療は?
自律神経失調症の恐れがあるので、まずは精神的に不安定な状態を解消し、ス
トレスの原因になっているものをはっきりさせて、これを取り除く、消化器系
医療機関での薬物治療や精神科でに心理療法などによる治療も必要とします。
生活の乱れが原因の場合は、暴飲暴食、喫煙、アルコールの多量摂取を避けて、
規則正しい生活を心がけましょう。
** 上記症状があれば、当院へご相談下さい **
2012.9.26 A
<加藤>