骨粗鬆症のこと

*骨粗鬆症とは?
 骨の成分が減少して骨折しやすくなった状態のことです。
 高齢になっても骨は毎日少しずつ作られ、少しずつ壊されてます。
 作られる骨の量より壊される骨の量が多くなると骨粗鬆症になります。

 ほとんどが中高年者に起こります。男性女性ホルモンとも骨の形成を促進し、また骨の減少を抑制する作用があります。男女共に発症しますが、女性は閉経によりホルモンが低下し、50歳前後から減少するため男性に比べて発症時期が早いため重症化しやすく骨折を起こしや
 すいので注意が必要です。

 慢性関節リウマチ、バセドウ病、糖尿病などが原因にも挙げられます。
 また、胃の手術後にカルシウム吸収が低下、アルコールなどに含まれるカフェインはカルシウムの吸収を阻害します。腰や背中の痛みが発  生する場合もあります。

*検査は?
 レントゲン写真や超音波での骨量の測定、血液械査では、はっきりとした結果はわかりませんが、疑うきっかけにはなります。

*予防は?
 食事療法・カルシウムを十分に摂ること。牛乳、乳製品、小魚、ひじき
      などに多く含まれています。
 運動療法・運動は骨量を増加させますが、高齢の方は骨折を誘発する可
      能性もあるので十分な注意が必要です。
 薬物療法・個々にあった薬があります。医師と相談をして下さい。

<加藤>

2011年07月07日