うつ病のこと

うつ病のこと。
うつ病とは・・・憂うつな気分や何も楽しめない状態が続くこと。

うつ病のつらさは本人でないとわからないため周囲の人が気がつかないこともあります。自分を責める、目民れない、食欲がない等、気分や行動のほかに、 頭が痛い、肩が痛い等、体の不調から始まることも。

うつ病になると目の前のことしか考えられない「心のエネルギー」が低下して色々と考える余裕がなくなってしまいます。

気持ちが落ち込むなど誰にでもありますが、そんな変化とうつ病の問に明確な違いがないため、うつ病の診断は本人の主観的な判断が重要に。本人がつらいと感じ日常生活に支障がある場介は治療が必援となります。

うつ病のきっかけ・・・人間関係、仕事のトラブル、家族との死別や災害や震災でおこる喪失体験、などがあります。

そういったきっかけが原因であるうつ病には「心のケア」が欠かせません。

うつ病のサイン・・・仕事でのミスが出る、飲酒が増える、ため息が増える、外見や服装を気にしなくなる、など。

周囲の人は・・上記サインに気が付いたら「うつ病ではないか?」と話しかけてはいけません。「体調が悪いようだけど大丈夫?」と具体的な事実をあげて受診するきっかけを作ってあげます。

話を聞く:自然に接し、話を聞き、共感する。
本人のペースを大切に:「頑張れ」というと、また頑張りが足りない自分を責めてしまうので「よく頑張った」と頑張りを認める言葉を。

うつ病の治療・・・あせらず確実に続けていくことが大切です。

薬物療法:数種類の抗うつ薬から1種類ずつ本人に合うか合わないかと効果を見ながら処方されます。たとえ薬が合っても、すぐに効果が現れないのが普通です。また症状が治まっても再発を予防するために薬は続けていくことが重要です。

精神療法:会話を通じて精神状態に働きかける治療法です。つらい出来事があったときの自分の考えを掘り返り見つめ直して、医師の指導のもとで改善していきます。

休養をとり、職場の部署を変わるなど、環境の調整や気分転換も重要です。
思い切って休む、その間に自分の考えを見つめ直したり適度な運動をする。
そういったことを医師と相談しながら、薬物、精神療法をあせらず進めていくことがうつ病の改善へとつながります。

<加藤>

2011年07月31日