熱中症のこと

熱中症のこと。

熱中症とは外気の高温多湿などが原因となっておこる症状の総称です。
毎日続く猛暑が原因のひとつであり、前日より急に温度が上がった日、
温度が低くても多湿であれば発症しやすくなります。

症状は?
めまい、頭痛、吐き気、気分が悪くなる、体温が高くなる、異常に汗が
でる、または汗が出ない、失神、など。

症状が軽度の場合は日陰で休み水分補給を行いますが、週程度であれば
病院にかかり補液(点滴)を受ける必要があり、また重度になると入院
治療が必要となります。

予防法は?
運動や仕事中に胃の負担にならない程度にできるだけ多くの水分を取り
ます。発汗によって失った水分と塩分の補給をこまめに行う事が必要で
す。スポーツドリンクなど塩分と糖分を飲みやすく配合した飲み物がお
勧めです。

***熱中症は我慢をしていると急速に悪化していきます。予防はもち
   ろんのこと、早めの対策と治療が必要です。

熱中症が悪化すると。(重症化すると)
*熱失神 直射日光の下で長時間行動したり高温多湿の室内で起きます。
     発汗による脱水と抹消血管が広がってしまう事で、体全体に
     いきわたる血液の量が減ってしまい発病します。
     症状 * 突然の意識消失。体温は正常であることが多く、
          発汗が見られ、脈拍が遅くなります。

*熱痙攣 大量の発汗後に水分だけを補給して、塩分やミネラルが不足
     した時に発病します。
     症状 * 突然の痙攣や手足の硬直が起きます。体温は正常
          であることが多く、発汗がみられます。

*熱疲労 大量の発汗によって水分や塩分が追いつかなくなり、
     脱水症状になったときに発病します。
     脱水症状=口渇や口唇の乾燥、尿量減少、頭痛、倦怠感、
          食欲不振、めまい、嘔気嘔吐、など。
     症状 * 様々あり、皮膚は冷たくなり発汗が見られます。

*熱射病 脳の温熱中枢まで障害されたときに体温調整機能が失われ
     発病します。
     症状 * 高度の意識障害が発生し体温が40℃以上に上昇、
          発汗はなく、皮膚は乾燥します。

***これらの症状を発病した人がいた場合、周囲の人は速やかに
   救急搬送(救急車)を要請します。

                    2011.8.18  A

<加藤>

2011年08月18日